タロットカードの選び方~絵柄・サイズ・色合いで選ぶ方法
タロットカードは奥の深い占いとして人気がありますが、多くの意味を含んだ神秘的な絵柄にもひきつけられます。タロットがほしいけど、どれを買ったらいいかわからない方のために、タロットカードの選び方をわかりやすく紹介したいと思います。
タロットカードの絵柄で選ぶ
タロットカードの絵柄は、大きく分けるとウェイト版とマルセイユ版に分かれます。
どちらも「THE FOOL(愚者)」のカードです。荷物を持っていたり、足元に犬がいたり、同じような部分もありますが、絵柄のイメージはだいぶ違います。
ウェイト版(ライダー版)
大英博物館でシンボルの研究をしていたウェイト博士が制作したカードです。カードの絵柄の細部に様々な図形や文字、数字の意味が込められており、占い師のインスピレーションを引き出す手助けをしてくれます。
絵柄を描いたスミス画家の名前と合わせて「ウェイト・スミス版」と呼ばれたり、出版社のライダー社の名前をとって「ライダー版」と呼ばれることもありますが、すべて同じカードデッキです。
※デッキ(deck)とは1組のカードという意味
ウェイト版は多くのタロットの絵柄の原点であり、解説書も多く入門におすすめのカードです。
マルセイユ版
ウェイト版と並んで有名なのがマルセイユ版です。歴史としてはウェイト版よりも古く、中世イタリアの貴族のために作られたカードから派生したと言われています。
美術品としての価値は高いのですが、絵柄に独特の雰囲気があるので、はじめての方にはウェイト版をおすすめしています。
派生版
ウェイト版とマルセイユ版、どちらもオリジナルの絵柄をもとにした派生版が多く制作されています。猫や恋人をモチーフにしたり、アジア風やアールヌーボー風など、おもしろいタロットカードがたくさんあります。
直感で気に入った絵柄を使うのが一番ですが、もとにしているのがウェイト版なのかマルセイユ版なのかはおさえておきましょう。
タロットカードのサイズで選ぶ
タロットカードの標準的なサイズは、日本でなじみのあるトランプと比べて少し大きめです。カードの大きさが手に合わないと、占うときの違和感につながるので、自分の手にしっくりくるサイズを選びましょう!
占いのシチュエーションによって、はじめはスタンダードサイズとポケットサイズがおすすめです。
スタンダードサイズ
トランプより一回り大きい、スマートフォンくらいのサイズのカードです。絵柄がよく見えるので、カードの意味を勉強する時や対面で占いをする時はこちらのサイズがおすすめです(楽天市場)
ポケットサイズ
トランプくらいの大きさで、手の小さな女性でも扱いやすい人気のサイズです。保管や持ち運びがしやすく小さなテーブルでも占うことができるので、自分で占う時や電話占いの時にベストのサイズです(楽天市場)
タロットカードの色合いで選ぶ
入門におすすめのウェイト版のカードですが、スタンダード版と絵柄が同じで、色合いの違う2つのカードがあります。
ユニバーサル版
色えんぴつで描いたようなやさしさのある女性に人気のカードです(楽天市場)
ラディアント版
ラディアント・ライダーウェイト・タロット(Amazon)
全体に水彩画のようなグラデーションがかかっており、色が濃く立体感のあるデザインのカードです。スタンダード版からの大きなアレンジはありませんが、白背景だっとところに色がついていたり、人物の細かな表情にちがいがあります(楽天市場)
この2つのカード、実は平面でコントラストの強いスタンダード版よりも人気があります。絵柄はほとんど同じなので好みで選んでOK。ラディアント版の方は表情や背景色のちがいでスタンダード版とは印象が変わるカードもあるので、気になる場合は、よりオリジナルに忠実なユニバーサル版の方がおすすめです。
ユニバーサル版とラディアント版にも、それぞれスタンダードサイズとポケットサイズがあります。
手になじみ、心になじむカードを。
タロットカードは、カードの絵柄や色合いのちがいで印象が大きく変わります。
絵柄に込められたメッセージをきちんと受け止めるためにも、スタンダードなウェイト版は1つはほしいところ。
色合いの好みで、スタンダード・ユニバーサル・ラディアントから選び、手の大きさや占いのシチュエーションを考えて、カードのサイズを選ぶといいでしょう。
大切なのは自分の手や心にぴったりとなじむこと。手に持った感じとか、醸し出す雰囲気とか、自分がナチュラルに唸らえるカードが必ずあります。
タロットカードのおすすめの本
タロットカードには解説書がついていますが、内容の薄いものが多いので、やはり1冊はちゃんとした入門書を持つことをおすすめします。
おすすめはルナ・マリアさんの『いちばんやさしいタロットの教科書』(Amazon)
大アルカナ22枚・小アルカナ56枚、すべてのカードのメッセージと占いの方法がわかりやすく解説されています。幻想的な挿絵もイメージがふくらむので、横に置いて何度も見たくなる本です(楽天市場)