森林セラピー
森林セラピーとは
森林セラピーとは、自然に入ることにより心や体を元気にするセラピーです。以前から「森林浴」という言葉があり、自然の感覚的なリラックス効果は語られてきました。その森林のリラックス効果を、心拍数や血圧・ホルモンバランスなどから科学的に測定して、ストレスケアやメンタルケアに活用するものが森林セラピーです。
現代でこそ、ビルに囲まれた街中で車や電車で移動することが多い人類ですが、その歴史のほとんどは自然の中で草木とともに生きてきました。人工物がせわしなく動めく街中から離れ、森林の中でゆっくりと時間を過ごしている方が体がリラックスするのも当然なのかもしれません。
森林セラピーの効果
草木が発するアロマセラピー
植物は特有の成分をもつ香りを出しています。この植物の香りを体内に吸い込むことにより、鎮静効果や免疫力増加といったアロマセラピー効果があります。
自然の緑のカラーセラピー
緑という色には、心身のバランスを整え、体をリラックスさせる効果があります。森林の中は緑でいっぱいです。風にゆれる自然の緑は眼にもやさしく、カラーセラピー効果をもっています。
1/fゆらぎ
人のストレスを軽減させる音に1/fゆらぎというものがあります。森林の中で聞くことのできる小川のせせらぎや小鳥のさえずりなどは、自然の1/fゆらぎの音をもっています。
”歩く”ことの効力
自然の中に出かけることにより、いつもより体を動かすことができたり、日光浴ができたりします。
人との触れ合い
森林の中で行動を共にすることにより、自然に会話がうまれてきます。森林の中には、きれいな花やめずらしい動物など、人とのコミュニケーションをつないでくれるものがたくさんあります。
森林セラピーの基地とロード
森林セラピーには、基地やロードと呼ばれるスポットがあります。
これは、国が認定している森林セラピーに適した森や道で、日本各地に存在します。
森林セラピーの資格
・森林セラピスト
・森林セラピー検定