セラピストの学校・スクール選びのポイント
セラピストのスクール選びのポイント
スクールの情報を鵜呑みにしない
最近では気になることは何でもネットで調べることができますが、スクールのホームページに書かれていることや、情報誌に書かれているスクール紹介は鵜呑みにしてはいけません。
ホームページや情報誌に書かれた情報は広告であり宣伝です。良いことしか書かれていません。口コミやレビューなら信頼できそう・・・と考えても、そのレビューすら広告の場合があります。
ネットや雑誌の情報は、連絡先や費用など現実的なデータの参考に使い、スクールの良し悪しは自分で判断するようにしましょう。
デザインがきれい!写真が楽しそう!=良いスクール、ではないですよ。
学習内容より卒業後に「何ができるか」を見よう
スクールで配っているパンフレットには、学習カリキュラムが書かれていることが多いですが、カリキュラムはあまり重要ではありません。そもそも、今からセラピーを学ぶ初心者にとって、パンフレットだけでカリキュラムの良し悪しを判断するのはむずかしいです。
大切なのは、そのスクールを卒業することによってどんな仕事や活動ができるようになるかです。またスクールの卒業生が実際にどんな活動をしているかも聞いてみましょう。資格取得や就職斡旋をうたっているスクールでも、卒業生がセラピーを仕事にできていないケースがけっこうあります。パンフレットに書かれている卒業生の活動は、一部の成功者の例かもしれません。
そのスクールを卒業することがあなたが思い描いている仕事に結びつくのか?卒業生の中にあなたがしたい仕事をしている人が存在するのか?こういうリアルな情報は入学後なら誰でもわかります。だけど、入学する前にわかりたいですよね!気になるところはスクールにしっかり確認しましょう。
誰が教えてくれるのか
スクールには、有名なセラピストが主催し、それを看板に掲げている学校がけっこうあります。入学説明会に行っても、そのセラピストが登場しておもしろい話やワークショップをしてくれます。
しかし!セラピストの話に感銘を受け、実際にスクールに入学したとしても、そのセラピストが教えてくれるかどうかは別の話です。大きなスクールほど、看板セラピストではなく、スクールの卒業生が先生をしていることがよくあります。
まぁ、イベントなどでちょこちょこ顔を出してくれたりはするんですけどね。。。看板セラピストの講座はオプションで別料金なんてこともあります。有名なセラピストは忙しいようです。
どんな人たちが受講しているか
スクールに通うメリットの一つは、人脈、つまりネットワークを広げられることです。先生、卒業生、関連施設など、スクールからつながる人脈はたくさんありますが、一番大切なのは共に学習する受講生とのつながりです。
いっしょに勉強した同級生は、卒業後のセラピー活動の大切なネットワークになります。いっしょに勉強したり、いっしょに仕事をしたり、悩みを相談したり、ネットワークから仕事につながることもあります。
このようにスクールにはネットワークを作りに行くという目的もあるので、受講生の人たちがどんな属性なのかは重要です。あなたがセラピーを仕事にするため、高い志でスクールに通っているのに、周りの人達が趣味くらいにしか考えていないなら、話が合うはずもありません。
学校見学会や卒業生の様子を見て、どんな人たちが受講しているのかをチェックしておきましょう。
スクール在学中の心得『4ヶ条』
1.とにかく友達を増やそう!
スクールは人脈作りの絶好の場所
ここでつながったネットワークは必ず仕事に活かされる
恥ずかしいけど勇気を出そう!みんな仲間がほしいと思ってるんだから
卒業し、一人になってから気づいても手遅れだよ
2.卒業を待ってはいけない!
がんばるのは卒業してから?
ボランティアでも何でもいい、今すぐできることがあるはず
動き出すことで見えるものがある
動き出すことで学ぶべきことがわかる
在学中の”学んでいる”という安心感は危険
卒業間近になり、何もできない自分に気付く人が多いから
3.受身にならない
教えてもらうのではなく、教わりに行こう
手を上げよう!参加しよう!その意欲が頭を回転させる
思う存分まちがえよう!お金を払っている今ならまちがっても許される
お金をもらう側になったら、まちがえられないのだから
4.学校と先生を使い尽くそう
資料・情報・ネットワーク、学校には利用できるものがたくさんある
それらが卒業したら使えなくなるんだよ
学生のあいだは教わる権利がある
学校や先生に遠慮してはいけない